開催日:2018/12/17~2020/10/17映画鑑賞会
【あしあとノート】映画観賞会
【あしあとノートより皆様のご意見をお載せ致しております】
第1回「ソニータ」 ★アフガニスタン出身の夢を持つ少女が、今もなお国のしきたりに縛られて親の用意した相手と人身売買のように結婚させられそうになるところを拒みながら夢をかなえていくドキュメンタリー。 今の日本では考えられない世界ですが、それが今もなお当たり前のようにある現実が描かれていて衝撃的な映画でした。 映画を観て、そして知り、考える。とてもいい時間となりました。 第2回「ディビットとギリアン 愛する二人」 ★ディビットというピアニストを支えるギリアン。ギリアンは心からディビットの才能を愛し、支えることが生きがいのように感じた。 心が温かくなる映画でした。 第3回「0円キッチン」 ★「捨てられる食材」でおいしい料理を作る!特性のキッチンをつけた車でヨーロッパを巡る映画です。バイキングの料理とかこの後どうするんだろうともったいなさを感じたことありませんか?あと賞味期限のある食品も。食材費は全部0円!0円キッチンカーが素敵でした。面白くみさせていただきました。 ★虫を食べるのには抵抗が。。。でも素晴らしい活動だと思いました!日本にもこんな活動が広まればいいなと思いました。 第5回「happy」 ★「幸せ」って何だろう。自分の中の何かが満たされて(好きなことで)感じるものなのかなと思いました。今の自分は?まぁまぁ幸せ、それでいいと思っています。 ★いろんな人たちの幸せMOVIEかと思いきや、データやテストなども入った心にも論理的にも受け入れられる作品でした。幸せの本質とは何か、自分の幸せ、周りの幸せ、世界の幸せを改めて探求したくなる愛にあふれた作品でした。本当にありがとうございました。 ★幸せとは何かを考えさせられる映画で、もともとこの日本での暮らしを知らなかったら、自然に還った暮らしをしていて、それはそれで幸せだったのではないか、という思いがわきました。幸せは、ひとそれぞれ。本当の幸せとは、お金や名声じゃない、逆にそこにこだわる人は不幸せなのだという日本のシーンが印象的でした。でもそれを不幸せに感じてはいないのが今の日本なのかもしれませんね。 第6回「おクジラさま ふたつの正義の物語」 ★シーシェパードのニュースは以前から話題でしたが自分はどちらかというと「・・・。」という感じでどちらの言い分もうなずけるな~と思っていました。今は大地町もイルカ漁しているということで一つの答えが出たんだなーと思っています。 ★イルカやクジラって食べられるんだー!食べたくないけど水族館は好き。捕鯨ダメっていうけどクジラが増えすぎてもいけないし、そもそも日本の狭い町にイルカがその場所に住むということはとられることを「受け入れてる」のではないかなと。共存していると思いました。極端にあれダメこれだめじゃなく、絶滅するからなどの理由がいる。ただ可愛いからイルカ食べないで!なら牛も可愛いです・・・。 第7回「ナディアの誓い」 ★改めて難民問題について考えさせられました。イラクのその後、どうなっているのでしょうか。私たちはメディアを通じてしか知る方法がありません。 世界で起こっている難民。日本も傍観者でいられない時が目の前に来ている気がします。 ★普通の女の子だったナディアが痛ましい体験をし、メディアや国々に訴え続けていく様子はとてもすごいと思いました。だんだん強くなっていって表情が変わっていって・・・彼女が幸せになるのを祈るばかりです。 ★これほどつらい経験をしても強く生きるナディアに勇気をもらいました。日本人として一人の女性として自分に何ができるのかを考えながら観ていました。思うだけでなく、行動に移すことが大切だと改めて気づかされました。私にできることを続けたいです。世界が平和になるように祈っています。 ★戦争は負でしかない。そして弱者が想像を絶する苦しみを味わう。女性や子供が特に苦しむ。 男性が女性を暴行する。それが女性にとってどれだけつらいことか。でもこのドキュメンタリーの中で、被害にあった彼女を救うのもまた男性のような気がしました。ひどいことをするのも男性。でも守ってくれるのも男性。同じ女性として、映画を観ていてとても複雑な気持ちになりました。 こんな平和ボケした日本では考えられない、戦争の悲惨さ。今現在も世界のどこかで戦争が起こっているなんて、実感できません。そんなことを考えながら… でも私たちは私たちのできることを。考えすぎると苦しくなってしまうから・・・ 第8回「バベルの学校」 ★様々な国の子供たちがいる学校でそれぞれの子供たちが迷いや共通点に戸惑ったり、楽しんだりするさまがとても印象深かったです。今でも世界には自分の国で自由に生きることができない人たちがたくさんいることに驚かされました。いかに自分が恵まれているのか・・・たくさんの気づきがありました。ありがとうございます。 ★「適応クラス」フランス語を学ぶクラスです。皆は人種や宗教も違い戸惑いながらも頑張っています。11歳の若さで挑んでいる姿はとても感心します。また先生の導きもすごいと思いました。生徒の可能性を信じていて・・・とても面白い映画でした。ありがとうございました。 ★みんなちがってみんないい★まさにそれを上手に描いていました。「いじめ」はある意味起きやすいかな。バベルの学校のようにそれぞれ国も違ってしかもみんな同じ国の言葉を新たに使って話さないといけないのでかなり大変。それでもいじめのようなことも起こるけれど、それをオープンに話して認めていく。大人も子どももその成長を認めていくという姿は今の日本に必要なことのように思いました。子供にみせたい映画です。 第9回 「タシちゃんと僧侶」 ★貧しかったり両親がいなかったりした子供たちを集めた学校の話です。印象に残ったのが学校の校長先生の言った一つの家族を救うことは10人をあきらめること。要するにとてもたくさんの子供たちが苦しんで生活しているということです。国はあてにならないのですね。皆が幸せになる事を祈っています。 ★学校と家が一つになっている孤児院の長もまた「お父さん」という言葉を使ったことがないといい、子どもたちに自分をお父さんと呼ばせ、子どもたちが父のように慕っている。子供は親を選べない、国も選べない。そんな子たちを救うのもまた選べなかった人。でもここで育った子たちが将来そういう子たちの父となり母となり救う側になってほしい。親がいなくても愛情深い子になりますように願います。 第10回 「ザデーアフターピース」 ★9月21日を「戦争のない日」にしようとした人たちの映画です。それはとても困難な道のりですがやり遂げ、結果を残しました。私はそのような日があることも知りませんでした。何か私でも平和のためにできることはないかと考えさせられました。戦争のない世界になりますように祈るばかりです。 ★なぜ日本ではこの事実を大々的に報道しないのか。この映画の中でも日本は一切出てきませんでした。その不自然さが不思議でたまりませんでした。知ることが第一歩、そして何かできないかと行動する。そのための第一歩の情報がなぜ入ってこないのかが知りたいです。9月21日だけでなく、一日も早く戦争のない世界になりますように。 ★恥ずかしながら9月21日が世界ピースデーということを知りませんでした。日々平和だということになれてしまっていて映画の中でも日本の存在感がないことがある意味平和の中で生きていることに感謝です。 ★信念を貫くことでやればできると勇気をもらいました。シンプルなことだけど普段考えることが大事だと思いました。 ★できないよ、無理だよからもしかしたらできるかもまで持っていけば何でもできるようになる。そう信じて行動していきたい。 ★子供の目の訴えがとても印象的でした。そのように思ってしまったこの世の中、社会がこの子どもに何を見せてきたのか。この映画は本当に考えさせられた。自分も強気意思を持ち、周りを巻き込み、持続可能な社会を創りたい! ★無理だと感じるのは誰もやったことがないから。先が見えないことの不安から来ているのだとわかった。みんなで信じあうこと、協力することが誰も出来なかったことを成し得るために必要なのだと痛感した。 第11回 「1日1ドルで生活」 ★「貧困」で子どもたちの未来が決まってしまう。特に女の子たちは家の仕事のため、学校に行くことができなくなってしまうのだ。本当に残念に思う。しかし貧困層向けの銀行がってそれはとてもいい取り組み方だと思う。借りたお金で商いをするのだ。ただお金を施すのではなく仕事をすることによって利益を出し、その中から返していく。希望を与えるものだと思った。 ★1日1ドルどころか1日1ドル以下の暮らし。現地の生活は決して豊かではないけれど、不幸せではないように見えた。人とのふれあいや夢を持つことなど、心の豊かさがあふれている。まずは知ること。そして体験してみること。それを続けることが世界を変える一歩になってほしい。 第12回 「A FILM ABOUT COFFEE」 ★コーヒーを作っている農家さんとそのコーヒー豆を買ってるバイヤー、バリスタさんとの交流がとても印象的で感動。本当によかった。 ★コーヒー、栽培方法、初めて見ました。手間暇がかかっている。なにか昔の米を作っているのを思い出しました。 ★コーヒーなんて飲めればなんでも・・・と思っていました。私たちが何気なく飲む1杯がこんなにもいろんな人たちの関りがあって運ばれてくるのだということを知り、とても感慨深かったです。珈琲を飲むたびに遠い国でコーヒーを栽培し収穫し、豆になるまで手を加え、運び、などなど思いを馳せながら飲むとさらにおいしく感じられるものとなりました。 第13回 「ダムネーション」 ★パタゴニアによる映画。一言、本当によかったです。どうよかったかはぜひ皆さんにも見てもらいたい。ただ自然は偉大であり、それを人間のエゴ、経済で都合よく変えてしまうダムを含めた建設には長期的な視点で私たちは考えねばならないのでは。 ★ダムの知識がなく、ただ水を貯める場所と思っていました。水力発電や火力発電にも必要であることを知りました。魚の妨げになっているということでなく、結局は自分たちの妨げになっているということではないかなと。意味のないもの、無駄な物を作るのではなく、本当に必要なものを考えることが大切ですね。 ★ダムの必要性がなくなっているということ。そしてアメリカではダムを壊す方向に向かっていることに驚きました。日本ではどうなのだろうと思いました。「ダムの時代は終わった」のでしょうか。魚や動物たちそして人間の本当のためになるように願っています。 第14回 「ザトゥルーコスト~ファストファッション真の代償」 ★「ファストファッション」の裏側についての映画です。安い賃金で働く人々、汚れた土壌、川、安価で手に取りやすい服の代償です。そんな私もファストファッションはよく買っています。ついつい買ってしまうのです。罪悪感、感じます。良いシステムにするのに何か良い手立てはないものかと思います。今のシステムを続けていくととんでもないことになりそうで・・・いろんなことを考えました。よい時間を過ごせました。 ★かなり深刻な問題です。自分たちが着ている服の裏側にある問題。「血の服」まさにそうです。誰かの不幸が織り込まれている。大企業は自分たちで責任の問える工場を持ってほしい。安いだけで作らないでほしい。そして選ぶ私たちも服を着古そう。知ること、伝えること、何かを始めること。何でもいいから始めよう。 第15回 「バレンタイン一揆」 ★フェアトレードという言葉を初めて知りました。いつも普通に食べているもの、チョコレートに限らず生産者、生産の過程を考えたことがなく、そういった背景を知ることで学び、始める第一歩になればと思いました。途上国の第一次産業なくして先進国の産業が成り立たないのに「先進国」と表現するのは暴力ではないのか、という言葉に衝撃を受けました。 ★いつも何気なく食べているチョコレートにこんな児童労働や過酷な環境があるとは知りませんでした。世界の裏側ではまだまだ知らないことが多くてとても考えさせられました。このドキュメンタリーは本当にみんなに知ってもらいたいと思いました。 ★男性3人で観たチョコレート一揆。チョコレートの原料であるカカオを育てているガーナの人たちに子どもたちも含まれていてその子供たちは実際にチョコレートを食べたことがない事実。これからフェアトレードマークがついたチョコレートなり買いたいです。 ★「チョコレート」についての映画です。世界のこどもたちが当たり前のように学校に行くことができるようになるといいと思いました。児童労働がなくなるように何か自分にできることがないかと考えました。フェアトレードの製品を買うことぐらいしかできないけれど、協力できたらなと思いました。 ★チョコレートだけでなくほとんどの食品や衣類の仕組みがこの映画のようになっているのではと悲しくなりました。知らないでは済まされないけれど全てエシカルやフェアトレードにすることはきっと難しい。だからできることを少しずつすること。そして知ること。伝えることを大切にしていきたいです。 第17回 「シード 生命の糧」 ★シードは大事な命だと感じました。私たち人間は自然の中で生かされている。自分のエゴビジネスのために国も会社もつながって不必要なビジネスを受けだすのはよくないと感じました。正しい知識を身に着けて楽なほうに流されず正しい暮らし方をしていこうと改めて感じました。 ★種を守る活動が世界で広まっているのに日本では知られてさえいないことに危機感を覚えます。たくさんの人に見てもらいたい良い映画でした。 ★良い映画でした。知っている人に広めていきたいと思います。また一緒にできることがあるといいなと思います。 ★種だけでなく私たちが生活するためにはいろいろな裏側があることがわかり、普段の生活で選ぶ大切さを学びました。コットンやチョコレート、コーヒー豆など自分たちの生活を見直すきっかけにしたいです。 ★何事も知ることがとても大切。そして知るだけではなく少し行動したり選択したりできるといいなと思いました。隠されている事実がたくさんあるということを本当に怖く、知りえたことを広めることも大切にしたいです。 第18回 「幸せの経済学」 ★各国の学者さんや活動家の人たちの顔が中盤あたりまで険しかったけど、後半から顔が明るく変わっていく様子が(ローカリゼーションにシフトチェンジすることの良さを語るとき)とても印象的でした。勉強になりました。ありがとうございます。 ★映画を観て感じたことは他国と共存することがグローバル化の利点だと思いました。しかし映画を観てそうではなく、グローバル化は他国と共存するのではなく、他国を利用して自国を強くしているなと感じました。最後のほうにローカル化がよいと聞き、僕もローカル化は良いと思っており、ローカル化でどう活動していくか考えが深まりました。 ★幸せはお金からもたらされるものではなく、心の満足で得られるものだと再確認できた作品でした。一番心に残った「ローカリゼーション」というワードはつながりが薄くなった現代で経済以外にもいい働きがあると思いました。 ★映画での印象的な言葉としてはグローバリゼーションからローカルゼーションへ!自然や人とのつながりの再構築がこれからのHuman Needs!私も生まれ育った早島でこれからもつながりからの幸せを創っていきたいです。 ★幸せは人から言われることではなく、自分たちがどう思っているかということ。アメリカのきれいな部分だけ見て憧れるのは違うかなと思いました。心が貧しいと希望は見えないけれど、何を大切にすべきかを教えてくれる映画でした。 第20回 「世界で一番美しい村」 ★ネパールが舞台。地震を機に様々なものが壊れ、建物などだけではなく人間関係までも壊れかける。移住するもの、留まるもの、人々の感じ方や選択はそれぞれ。お互いを尊重しながらもまた新たに支え合う姿があった。それを支援する人、支援される側であっても助け合う人々、心の移り変わりなどがとても分かりやすく描かれている映画である。